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【US BANK完全ガイド】日本からアメリカの銀行口座を開設する方法

初めてアメリカに赴任・留学する方へ:
渡米前に現地の銀行口座を用意しておくと、給与の受取や生活費の管理がスムーズになります。実は、日本にいながらアメリカの大手銀行 U.S. Bankの口座開設が可能です。その際に役立つのが、三菱UFJ銀行が提供する「海外口座ご紹介サービス」です​。このサービスを利用すれば、日本語サポートを受けながら事前に米国口座を開設でき、渡米後の金融手続きを簡略化できます。この記事では、その具体的な流れや必要書類、申請方法から審査プロセスまでを説明します。

目次

三菱UFJ銀行「海外口座ご紹介サービス」とは?

三菱UFJ銀行の海外口座紹介サービスとは、三菱UFJ銀行がお客さまに代わってU.S. Bankの口座開設を取り次いでくれるサービスです​。米国赴任や留学などで 90日以内に渡米予定 があり、 有効な米国ビザ を取得済み(または申請中)であることが条件です(観光ビザは対象外)​。また、三菱UFJ銀行にすでに口座を持っている満18歳以上の日本居住者である必要があります​。該当する方であれば、このサービスを使って渡米前に日本からU.S. Bankの口座を開設できます。

ポイント: 三菱UFJ銀行は口座開設の「紹介(取次ぎ)」を行うだけで、実際の口座開設手続きや開設後の取引は基本的にU.S. Bankと直接行う形になります​。つまり、三菱UFJ銀行が間に立ってサポートしてくれますが、口座自体はアメリカのU.S. Bankに開設される、というイメージです。

口座開設の流れと必要な書類

日本からU.S. Bankの口座を開設する大まかな流れ

取次の申し込み:

三菱UFJ銀行のウェブサイトから 「取次依頼書(紹介申込書)」 をダウンロードします​。印刷して氏名や連絡先など必要事項を手書きで記入しましょう。併せて、パスポートなど本人確認書類のコピーも準備します。※三菱UFJ銀行の店舗窓口では手続きを受け付けていません。

必要書類の送付:

記入済みの取次依頼書と 所定の本人確認書類 を三菱UFJ銀行宛てに郵送します。本人確認書類は有効期限内のものを2種類用意する必要があります。例えば パスポートのコピーに加え、運転免許証マイナンバーカード などパスポート以外の身分証明書のコピーを1点用意します​。

U.S. Bankでの審査・口座開設手続き:

三菱UFJ銀行が書類を受け取り内容を確認した後、米国のU.S. Bankへ口座開設の紹介手続きを行います​。その後、U.S. Bank側から登録したメールアドレス宛に案内メールが届きます。メールには口座開設のためのオンライン手続き案内や必要事項の入力リンクが含まれていますので、指示に従って追加情報の提出や利用規約への同意などを行いましょう。

口座開設完了・利用開始:

U.S. Bankで口座開設が承認されると、登録した住所宛てに デビットカード が郵送されます。カード受取後、別送の通知に記載されたPIN(暗証番号)を使ってカードの有効化(Activation)手続きを行いましょう。これで日本にいながら開設したU.S. Bankの口座を実際に利用できるようになります。

必要書類のチェックリスト

  • 取次依頼書: 三菱UFJ銀行指定の申込用紙
  • 本人確認書類: パスポートと、運転免許証・マイナンバーカード等の補助身分証明書
  • (必要に応じて)米国ビザの証明: パスポートに貼付されたビザページのコピーや渡航予定を証明する書類
  • (外国籍の場合)在留カード等: 日本国籍以外の方は在留カードまたは特別永住者証明書のコピー

ビザに関しては、就労ビザや学生ビザなど移住目的のビザが必要 です。観光目的のESTAやBビザでは口座開設対象になりませんので注意してください​。

申請後の審査プロセスと所要時間

書類を提出して申請を行った後は、U.S. Bank側での 審査が行われます。口座開設が完了するまで 1~2か月ほど かかる場合があります​。余裕をもって早めに申し込みをしておくと安心です​。

審査中に行われること:


U.S. Bankでは、提出された本人確認書類や申込情報をもとに、以下のような点が確認されます。

  • 本人確認・住所確認: 提出書類から氏名・生年月日・住所などが正しいか確認されます。
  • ビザ状況の確認: 渡米予定とビザの有無が条件に合致しているか確認されます。
  • 口座開設ポリシーとの照合: 米国の金融規制上、特定の条件(例えば米国での住所要件等)を満たしているかがチェックされます。ただしMUFG経由の申込者については日本の住所でも開設可能な特別扱いとなっています​。そのため、初期登録住所は日本の自宅住所で問題ありません。渡米後にU.S. Bankに新しい現地住所やSSN(社会保障番号)を届け出ることで、継続的に口座を利用できます。

審査結果の通知:

審査が無事通過すると、U.S. Bankから口座開設手続きを完了するための招待メールが届きます​。メールの案内に従ってオンライン上で最終手続きを行えば口座開設が正式に完了します​。

日本語サポート:

手続きの途中で不明点があったり不備の指摘を受けた場合でも心配ありません。U.S. Bankには日本語コールセンター があり、電話やメールで日本語によるサポートを受けることができます​。問い合わせは日本時間の日中でも対応してもらえるので、言葉の壁を感じず安心して進められます​。

メリット・デメリット

U.S. Bankの口座を三菱UFJ銀行の紹介で開設することには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット:

日本語サポートがある:

開設手続きから口座利用まで、日本語のコールセンターでサポートしてもらえるため安心です​。英語が不安な方でも問い合わせや手続き確認を母国語で行えます。

渡米前にアメリカの銀行口座を用意できる:

渡米してすぐの家賃支払いや給与受取に備えて、現地口座を事前に確保できます。日本に居ながら口座開設が完了するので、渡米後の時間を節約できます。

セブンイレブンのATMで手数料無料で引き出し可能:

U.S. Bankのデビットカードは提携ATMネットワークを利用でき、対象となるATMであれば引き出し手数料がかかりません。特にセブンイレブン設置のATMはネットワーク提携により無料で利用できるケースがあるため、日常の現金引き出しで余計なコストがかかりません。

デメリット:

東海岸など支店網が少ない:

U.S. Bankは米国中西部や西海岸を中心に店舗を展開しており、東海岸エリアでは支店やATMが少ないです。そのためニューヨークなど東部地域の場合、近くにATMが見つからず少々不便に感じます。

他行ATM利用時の手数料発生:

支店や提携ATMが近くにない場合、他行運営のATMを使うことになりますが、その際はATM所有者からの利用料が発生する可能性があります。通常、銀行運営のATMでは1回あたり1.5~3.5ドル程度、コンビニ設置などノンバンクATMでは最大10ドル近くの手数料が取られるケースもあります​。

日本からの送金方法:Wiseを活用する

口座開設後、日本で用意した資金をU.S. Bankの口座に送金する必要が出てきます。従来の銀行を使った海外送金も可能ですが、手数料が高く為替レートも割高 です。例えば日本の銀行経由でドル送金する場合、送金手数料の他に為替手数料も取られます​。さらに受取側のU.S. Bankでも着金手数料がかかるため、合計コストは無視できません​。

Wise(ワイズ) の活用

日本からの送金におすすめなのが Wise(ワイズ) を活用する方法です。Wiseは実勢レートに近い為替レートで両替でき、低い手数料で海外送金を行えます​。
使い方はシンプルで、日本国内送金 + 米国内送金 という形で中継されるため、国際送金特有の高額な手数料を大幅に削減できます。またWiseによる米国内振込はACH(米国の銀行間決済ネットワーク)経由で行われるため、U.S. Bank側での受取手数料も基本的に無料になります。結果として、銀行窓口で直接送金するより安く早く資金を移動できるのがメリットです。
WISEの申し込みはこちら➡WISE紹介リンク

送金手順の簡単な流れ

  1. Wiseのアカウントを作成(本人確認手続きもオンラインで可能)
  2. Wise上で「日本円→米ドル」の送金トランザクションを作成し、送金金額やU.S. Bankの受取口座情報を入力
  3. 表示されるWiseの日本国内銀行口座に、指定の金額を自分の日本の銀行から振り込む
  4. Wiseが入金を確認後、リアルタイムの為替レートで円をドルに両替し、指定したU.S. Bank口座へドル建て送金

わずか数ステップで送金が完了し、早ければ当日〜翌営業日にはU.S. Bankの口座に着金します。Wiseについては、別途Wiseを活用!日本からアメリカへの最適な送金方法【駐在員・海外移住者向け】 を参照してください。


WISEの申し込みはこちら➡WISE紹介リンク

まとめ

日本にいながらU.S. Bankの口座を開設する方法と手順について解説しました。三菱UFJ銀行の取次サービスを利用すれば、日本語サポートのもと渡米前に米国口座を準備できます。初めての海外赴任・留学でも安心感が得られます。万全の準備で、アメリカでの生活を気持ちよくスタートさせてくださいね。

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