ANA USAカードは、SSNなし・米国クレヒスなしでも申し込みを検討できる、駐在員向けの特殊な米国カードです。
ただし、筆者の結論は慎重です。ANAマイル目的やSSN前の緊急用としては選択肢。ただし、米国クレカ戦略全体では基本的におすすめしません。
結論:ANA USAカードの最大のメリットは、SSNなしでも申し込み可能と公式FAQで示されている点です。一方で、Chase 5/24への影響、サインアップボーナスやポイント効率の弱さ、将来のカード戦略への影響を考えると、安易に作るべきカードではありません。
ANA USAカードは、ANA派には分かりやすい入口カードです。ただし、米国クレカを長期で攻略するなら、5/24の1枠を使う重さを必ず意識したいです。
ANA USAカードとは
ANA USAカードは、ANA Mileage Club会員向けの米国発行クレジットカードです。米国住所を持つANAマイレージクラブ会員を対象にしており、アメリカに住む日本人・駐在員・留学生にとって分かりやすいカードです。
公式FAQでは、米国クレジットヒストリーがほとんどない場合でも申し込み可能であり、SSNがない場合でも申し込めると説明されています。SSNは承認後に登録することで、米国クレジットヒストリー構築につなげられるとされています。
メリット:SSNなしでも作れる可能性がある
ANA USAカードの最大の価値は、SSNなしでも米国発行カードを持てる可能性があることです。
- SSN発行前でも申し込みを検討できる
- 米国クレヒスが薄い人向けの審査プロセスがある
- ANAマイルを貯められる
- ANA購入で加算率が上がる
- 海外事務手数料なしの設計なら米国外利用にも使いやすい
ANAをよく使う人、ANAマイルを貯めたい人、どうしても渡米初期に米国発行カードが必要な人にとっては、候補に入るカードです。
デメリット:5/24の1枚として重くなる可能性
筆者がANA USAカードを基本的におすすめしない最大の理由は、カード発行枚数の1枚としてカウントされる可能性です。
アメリカ駐在員が本格的にクレジットカードを攻略するなら、Chase Sapphire Preferred、Chase Sapphire Reserve、Chase Ink系などを狙いたい場面が出てきます。そこで重要になるのがChase 5/24ルールです。
5/24の観点:ANA USAカードを最初に作ると、将来Chaseカードを申し込むときに貴重な1枠を使っている可能性があります。カード1枚の価値が高い駐在初期に、SUBや還元が強くないカードで枠を使うのは慎重に判断すべきです。
メリット・デメリット比較
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| SSNなしでの作りやすさ | 強い | 公式FAQでSSNなし申込に触れられている |
| ANAマイル | ANA派には有効 | ANA便・ANAマイルを使う人には分かりやすい |
| サインアップボーナス | 控えめ | 米国人気カードの大型SUBと比べると弱い |
| 日常還元 | 普通 | 1X中心で、最強カードとは言いにくい |
| Chase 5/24への影響 | 大きな注意点 | 将来Chaseを狙うなら重い |
| 駐在初期の安心感 | あり | SSN前の決済手段としては心強い |
ANA USAカードを検討してもよい人
基本はおすすめしないものの、次のような人なら検討余地があります。
- SSN発行まで待てず、早く米国カードが必要
- ANAをよく使い、ANAマイルを確実に使える
- Chase 5/24をそこまで重視しない
- Amex Global Transferを準備していなかった
- 駐在期間が短く、複雑な米国クレカ戦略を追わない
反対に、駐在期間が数年あり、Chase、Amex、ホテルカード、ビジネスカードを順番に取りに行きたい人は、ANA USAカードで1枠使う前に一度立ち止まったほうがよいです。
JAL USAカード・Amex Global Transferとの比較
| 選択肢 | 強み | 弱み | 筆者の見方 |
|---|---|---|---|
| ANA USAカード | SSNなしでも候補。ANAマイルと相性 | 5/24枠、SUB、還元面が弱め | ANA派でどうしても必要ならあり |
| JAL USAカード | SSNなしでも候補。JALマイルと相性 | 同じく5/24と還元面に注意 | JAL派なら比較対象 |
| Amex Global Transfer | 日本Amex履歴を使い、米国Amexを早めに狙える | 事前準備が必要。SUB条件は要確認 | 準備できるなら優先候補 |
| SSN取得後に王道カード | ChaseやAmexの強いカードを狙いやすい | 渡米初期の空白期間がある | 急がないなら最も戦略的 |
公式情報・大手レビューで見えたANA USAカードの評価
ANA USAカードについても、公式FAQと海外レビューを中心に確認しました。全体の傾向としては、「米国クレヒスがない駐在員・留学生にとって最初の1枚として分かりやすい。ただし、米国の強いカードと比べると還元・SUBは弱い」という評価です。
公式FAQ・レビューで確認した注意点:ANA USAカードはSSNなし・米国クレヒスなしでも申し込める可能性がある点が評価されています。一方で、追加書類や本人確認を求められる場合があり、渡米後のSSN登録・銀行口座・住所管理が重要になります。
| 参考情報で多かった評価 | 記事への反映 |
|---|---|
| SSNなしでも申込可能とされる点が強い | 最大のメリットとして明記 |
| ANAマイル・スターアライアンス利用者には分かりやすい | ANA派なら検討余地ありに整理 |
| コストコなどVisaが便利な場面がある | 米国生活での使いやすさとして補足 |
| SUBや日常還元は米国の強いカードに劣る | 基本おすすめしない理由として強調 |
| Amex Global Transferが使える人は不要かもしれない | Global Transferを優先候補として比較 |
大手レビューではANA USAカードを「米国クレヒスが薄い人でも検討できるカード」として紹介するものがあります。ただ、このサイトでは米国クレカ全体の攻略を重視するため、Chase 5/24の1枠を使う可能性と、SUBの弱さをかなり重く見ています。
参考にした主な公式情報・レビュー
- ANA CARD U.S.A.公式
- ANA CARD U.S.A.公式FAQ
- NerdWallet:ANA Card U.S.A. Plus解説
- RewardExpert:ANA USA Credit Card Review
- LoyaltyLobby:ANA Mileage Club / U.S. credit card commentary
筆者の結論
ANA USAカードは、SSNなしで米国発行カードを狙えるという意味では便利です。駐在初期にカードがなく、日本のクレカの海外手数料を払い続けるくらいなら、選択肢として考える価値はあります。
ただし、米国クレカ戦略全体で見ると、基本的にはおすすめしにくいカードです。理由は明確で、Chase 5/24の1枠を使う可能性がある一方、サインアップボーナスやポイント効率が米国の強いカードほどではないからです。
結論として、ANA USAカードは「ANA派で、SSN前にどうしても米国カードが必要な人向け」です。
駐在前に準備できるなら、日本Amexを作ってGlobal Transferを狙う。SSN取得後はChaseやAmexの強いカードへ進む。その流れが作れるなら、ANA USAカードは無理に作らなくてもよいと考えています。
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確認した主な情報
ANA USAカードの審査目安:FICOスコアは必要?
ANA USAカードは、一般的な米国クレジットカードと違い、米国クレジットヒストリーが薄い人・ない人でも検討できるカードとして案内されています。ANA CARD U.S.A.公式FAQでも、独自の初期審査により、米国でのクレジットヒストリーがほとんどない人にも発行できる可能性があると説明されています。ただし、追加書類、収入、雇用情報などを求められる場合があり、すべての申込が承認されるわけではありません。
そのため、ANA USAカードでは「FICO 700以上なら安心」というより、米国クレヒスがない時期に、本人確認・雇用・収入・滞在情報で審査されるカードと理解する方が近いです。承認後にSSNを登録し、支払い実績を信用情報に反映させることが、次のAmexやChaseにつながります。
参考にした情報: ANA CARD U.S.A.公式FAQ、NerdWalletのANA Card U.S.A. Plus解説。スコア目安は保証ではなく、承認は個別審査です。
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